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ナフサショックは次のフェーズに?現場はまだまだ“目詰まり感” 不足解消しても価格は…【解説】
投稿日:2026-06-09 19:59:14
概要
ナフサショックの影響、今はどうなっているんでしょうか。
政府と現場の実感にはズレが生じていましたけれども、業種によっては、そのズレが少しずつ解消する方向に向かっているのかもしれません。では、経産省の発表をもとに確認していきましょう。
ナフサ関連の在庫はあるのかどうかということなんですが、川上ではナフサからエチレンなどの基礎化学製品が作られて、川中ではポリエチレンなどのいわゆる中間製品が作られて、川下では最終的に我々の暮らしに欠かせない石油製品が作られているわけです。在庫を見てみますと、例えば食品トレーなどに使われるものは、3.6か月分の在庫があります。
そして、足りない足りないと現場で言われていたシンナーなどは、2か月分あります。十分かなと思うんですが、先ほど名古屋市内の塗装業者に聞いたところ、以前のような入荷状況にはまだまだほど遠く、入荷数も少ないし、時間もかかっているということなので、“目詰まり”というのは起きているのかもしれません。
不足していると言われた「ユニットバス」出荷台数は?
では、ユニットバスはどうなんでしょうか。キッチン・バス工業会に聞きました。足りないと言われていたユニットバスの出荷台数は、3月で102%、4月で99%。前年同月比で見るとそこまで落ち込んでいるわけではなさそうです。
では、なぜ現場で足りないと言われていたのか。少しこのあたり疑問は残りますが、今後の供給見通しです。通常時の発注を前提に、安定的な製品供給の維持が可能になる見込みだということです。なぜこれが可能になったのか、実は原油調達の目処が立ったからなんです。
“ナフサショック” 次のフェーズに?
以前は中東産の原油に9割以上頼っていましたが、5月で見ると、備蓄放出分で補充するようになりました。
6月になると、ホルムズ海峡以外の中東産も増え、さらにアメリカがそれを支えるということになります。アメリカがこのまま供給してくれれば、物不足は解消できそうなんですが、問題は価格。中東産は大型タンカーで大体20日かけて日本に運んでいました。アメリカ産はどうなるのか。
例えばテキサス州からだと、パナマ運河を通ります。これは大型ではなくて中型、小型に限定されて、しかも日数がかかるので輸送コストも増します。大型で行こうかとなると、ぐるっと回って60日。今注目されているアラスカ産、中東産よりも日数は短いんですが、大型はなかなか難しいということで、やはり輸送コストがそのまま製品価格に乗ってきそうです。どうやらナフサショックは、次のフェーズに移っていきそうです。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2720640
