今回ご紹介するニュースはYouTubeで556回以上再生され、高評価数「14」低評価数「0」のCBCテレビ(中部日本放送)が提供するニュース「ウクライナの友よ「どうか死ぬな」 兵士になった音楽仲間支援のため日本人指揮者・高谷光信さんがコンサートを企画(2022/5/5)」です!
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ウクライナの友よ「どうか死ぬな」 兵士になった音楽仲間支援のため日本人指揮者・高谷光信さんがコンサートを企画(2022/5/5)
投稿日:2022-05-05 21:37:55
概要
名古屋芸術大学の非常勤講師で、指揮者の高谷光信さんが、ウクライナのためにチャリティー支援です。
そこにはウクライナで兵士として戦う「音楽仲間への強い思い」がありました。
4日、愛知県長久手市のアマチュアオーケストラの特別レッスンをする、指揮者の高光信さん(45)。名古屋芸術大学の非常勤講師でもあります。いま、高谷さんの心配事は…
(指揮者 高谷光信さん)
「彼らは楽器ではなく、銃を持って兵士になっている」
京都出身の高谷さんは、2000年にウクライナに渡り、国立チャイコフスキー記念音楽院に入学。
そして、指揮科を首席で卒業すると、2003年にウクライナでプロデビューを果たしました。
ことし2月には、音楽でウクライナと日本をつなぐ「日本ウクライナ音楽協会」を立ち上げたばかりでしたが…
突如始まったロシア軍のウクライナ侵攻。
以来、高谷さんの気がかりは音楽仲間たちの安否です。4月に届いたメールには…。
(指揮者 高谷光信さん)
「『チェルニヒウのオーケストラのメンバーはみんな軍隊に所属しているぞ』と。これで現実が分かりました」
メールの送り主は、ウクライナ北部の都市・チェルニヒウの交響楽団の首席指揮者、アンドレイさんでした。高谷さん自身も2012年からこの交響楽団の常任指揮者です。
しかし、楽器を銃に持ちかえ兵士となってしまった音楽仲間たち。
(指揮者 高谷光信さん)
「『どうか死ぬな』とメッセージを書いた。アンドレイさんは『ジャークユ』と『ありがとう』と返事をしてその後、彼との連絡が途絶えています。」
音信不通になったのは4月19日のこと。アンドレイさんの身を案じていたところ…
(指揮者 高谷光信さん)
「返信が来ました。(アンドレイさんから)『大事な友よ。私はすべて順調にいっているよ。チェルニヒウは、今少し落ち着いているよ。水とガスがチェルニヒウに戻ったんだ』と。とても安心しましたね」
11日ぶりに届いたメールでした。
いま高谷さんは、これまで自分の音楽人生において、20年あまり世話になったウクライナのために、少しでも力になれたらと動いています。
(指揮者 高谷光信さん)
「コンサートを行って、支援金をウクライナに届ける」
5月30日には、ウクライナの音楽仲間たちのために、チャリティーコンサートを地元・京都で行う予定です。
さらに、7月には、親交のあるピアニスト、フジコ・ヘミングさんらを招いて、名古屋でもコンサートを行う予定です。
(指揮者 高谷光信さん)
「ウクライナは私の音楽人生にとって全て。また平和な時間が来れば劇場に(音楽仲間が)戻ってくる。その時にいち早く音楽的な環境に戻してあげたい」