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【高校ラグビー】「昭和の教育をしようかな」 “花園”の常連 強豪校の監督はラグビー未経験 毎食“コメ2合”が決まり 中部大春日丘高校
投稿日:2025-11-13 07:04:37
概要
11月15日に高校ラグビー愛知県大会決勝が行われます。優勝候補筆頭の常勝軍団を作り上げた監督は、実はラグビー未経験者。その指導法とは?11月8日、全国高校ラグビー愛知県大会の準決勝を大差で勝ち上がった中部大学春日丘高校。全国大会、通称“花園”に12大会連続14回出場している常勝軍団です。チームを率いる宮地真監督の朝は、とにかく早い。
(宮地真監督)
「(起床時間は)5時20分か15分くらいかな。休みはない」
ここは遠方から入学する生徒のための寮。完成してから1年半、監督自ら毎日、部員の朝食を作り続けています。
(宮地監督)
「食うやつは強い」
体が資本のラグビー 部員は“毎食コメ2合”
ここで暮らす部員は35人。全員「毎食2合」のコメを食べることが決まりです。
(2年生の部員)
「中学校の時は食パンひと切れ、高校になって一気に(食べる量が)増えた」
(3年生の部員)
「(これくらい食べないと)体重が減ってしまう」2升炊きの炊飯器4つは、常にフル稼働です。朝食を食べた部員たちが朝練に励んでいる間…
今度は、昼食の弁当づくりです。こちらは宮地監督の妻の宏美さんの仕事。量も栄養も、そして、お金のことも考えないといけません。
(妻・宏美さん)
「うちは大量だから、消費税で全然変わってくる。本当に何とかしてほしい」食費は1日、10万円以内に抑えるのが目標。最近の物価高は痛手です。それでも…
(妻・宏美さん)
「やっていることは違うけど、毎日一緒に戦っているみたい」
ラグビーは体が資本。食事は強いチーム作りに欠かせません。夫婦の絆で作り上げられた常勝軍団。でも、ここまでの道のりは平たんではありませんでした。
監督はラグビー未経験 「体育でもなく国語の教員」
宮地監督が就任したのは1992年。当時は無名の弱小校でした。(宮地監督)
「僕はラグビー未経験。ましてや体育の教員でもなくて、普通の高校の(国語の)教員」そこに就任した素人の監督。とにかくラグビーのことを勉強しました。当時の強豪校のスタイルとは違い、グラウンドを広く使う春日丘ラグビーの礎を築きました。名古屋西高校の監督で、高校日本代表の監督も務める桑原立さんは、宮地監督の手腕をこう評価します。
(高校日本代表 桑原立監督)
「未経験の先生だからこそ、俯瞰して見えているところもあるのでは。どうやったら強くなるかをフィールド以外の部分でも、しっかり考えられてやっているんじゃないかな」しかし、少しずつチームが強くなってきた中で突然、不幸が襲います。
一度は“監督”をやめる決意
(宮地監督)
「部員が不慮の事故で亡くなった」監督就任から11年後の2003年、練習試合でタックルにいった生徒が頭を強く打ち亡くなりました。
(宮地監督)
「辞める決意でいたが(亡くなった生徒の)ご両親に引き留めていただいた」この日からチームは毎日、黙とうを捧げています。全員で亡くなった生徒に強くなることを誓いました。その7年後…
「生活に入り込んで、昭和の教育をしようかな」
初めて花園に出場した春日丘高校。これを機に常勝軍団へと生まれ変わったのです。そんな未経験者の名将が心に決めていることが1つあります。
(宮地監督)
「完全に生活に入り込んで、昭和の教育をしようかな」指導者と生徒。そんな関係でさえ距離感が難しくなった今だからこそ、とことん近くで、遠慮なく、言うべきことをちゃんと言う。そんな監督の信念が春日丘ラグビー部の強さを支えています。全国高校ラグビー愛知県大会の決勝戦は、11月15日。一体どんな試合を見せてくれるのでしょうか。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2281972
