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議員定数削減法案 メリットなし!? “やった感”出したい!? 地方への影響は? 今国会中の成立も日程的に厳しく…【大石邦彦解説】
投稿日:2025-12-08 20:40:26
概要
与党の提出した議員定数削減法案で国会が揺れています。
(大石邦彦アンカーマン)
現時点でも揺れていますが、今後大揺れになる可能性があります。成立させるには、かなりハードルが高そうです。
与党の議院定数削減法案は、定数1割を目標に削減するもので、1年以内に結論を出す期限を切った珍しい法案です。もし「この1年で結論が出なかった場合どうなるのか?」というと、小選挙区で25議席、比例代表で20議席が自動的に削減させるので、私が取材した議員は「自動発火装置的な法案」と例えていました。
(若狭アナウンサー)
一時比例で50議席の削減という話もありましたが、小選挙区もという話になっているんですね。
(大石)
そのあたりは少数政党にも配慮したかたちとなっているのですが、当事者の国会議員からは評判はよくありませんが国民からは評価されていて、JNNの世論調査では、賛成が6割近くと反対を大きく上回っています。
議員定数削減のメリットはなし!? 東海地方への影響は?
(瀧川幸樹アナウンサー)
東海地方ではどういった影響がでるのでしょうか?
(大石)
いろいろ影響が出てきそうです。JNNの試算では、岐阜と愛知でそれぞれ小選挙区が「1減」となりました。選挙区の区切りも変わるかもしれません。定数削減によるこの地方のメリットとデメリットについて、愛知学院大学の森正教授に聞きました。森教授によると「メリットはない!」とのことで、一方でデメリットは、やはり人が減るわけですから民意は届きにくくなると。
さらに選挙区の面積も広くなると有権者の声も届きにくくなり、地域の課題も公平に反映が難しくなるのではということです。そして法案自体の評価については、財政負担の軽減は他でもできると。そもそも1割削減の「1割」の根拠がわからない。「身を切る改革」の“やった感”を出したいのではないか、と厳しい評価をしています。
日程はタイト?今国会中の成立の可能性は?
(若狭)
今国会で成立はするのでしょうか?
(大石)
日程的にもルール上も少し難しそうです。物価高対策も盛り込まれた補正予算案は8日に審議入りして、衆議院・参議院の審議を経て16日には成立すると思われます。会期末は17日ですから、タイトな日程になります。さらに、もうすでに審議入りしている企業献金の規制強化法案。これはあす9日からで、自民党にも野党から厳しい追及が予想されます。
そして15日からになるか分かりませんが、5日に提出された定数削減法案の審議が行われる予定です。
与党はこの順番を変えたらどうだと話していますが、参議院の国対委員長である立憲民主党の斎藤嘉隆議員は、「国会には“先入れ先出し”のルールがあり、順番を変えることは通常はない。定数削減法案の審議入りは難しいと思う」と話していました。与野党の駆け引きがこれから本格化しそうです。
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